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人工授精(AIH)の成功率を上げるために鍼灸ができること|施術のタイミングと考え方

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人工授精(AIH)の成功率を上げるために鍼灸ができること|施術のタイミングと考え方

人工授精(AIH)の成功率を上げるために鍼灸ができること|施術のタイミングと考え方

2026/08/11

人工授精(AIH・IUI)を受けることになったとき、「鍼灸はいつ受ければいい?」「人工授精の直前がいい?」「排卵後でも意味がある?」と迷う方は少なくありません。

人工授精は、排卵のタイミングに合わせて処理した精子を子宮内へ注入する治療です。そのため、鍼灸の予定も病院で決まる排卵・人工授精のスケジュールを軸に考えることが大切です。IUIでは、自然排卵のLHサージやhCGによる排卵誘発を基準に実施時期が決められます。

先に結論をお伝えすると、Calmでは人工授精当日だけに施術を集中させるのではなく、人工授精周期の前から週1回程度を基本の目安として、排卵・人工授精の予定に合わせて施術日を調整するという考え方をします。

ただし、これは「この頻度なら妊娠率が上がる」と医学的に確立された通院回数ではありません。鍼灸は不妊治療そのものではなく、医療機関での治療を前提に、妊活中の身体のコンディションを整える目的で併用します。

目次

  • 人工授精と鍼灸を併用するなら、いつ受ける?
  • 人工授精は排卵のタイミングが重要
  • 人工授精周期でCalmが見るポイント
  • 人工授精の前・当日・後で鍼灸はどう考える?
  • 鍼灸で人工授精の成功率は上がる?
  • 人工授精周期の基本的な通院プラン
  • 医療機関の治療と鍼灸を併用するときの注意点
  • まとめ
  • Calmへの案内

人工授精と鍼灸を併用するなら、いつ受ける?

人工授精と鍼灸を併用する場合、「人工授精当日に1回受ける」ことだけを基本にする必要はありません。

Calmでは、人工授精を行う周期なら、まず週1回程度を基本ペースとして考えます。そのうえで、卵胞の発育や排卵誘発の方法、人工授精の日程、体調などを確認しながら施術日を調整します。

たとえば、

  • 月経後〜卵胞期:身体の状態を確認しながら施術
  • 排卵が近づく時期:人工授精の日程を確認して調整
  • 人工授精当日前後:治療スケジュールを優先して施術内容を調整
  • 人工授精後:疲労や睡眠、緊張などを確認して施術

という流れです。

ここで大切なのは、鍼灸の予定を人工授精の治療計画より優先しないことです。

人工授精の実施日は、卵胞の発育や排卵の状況、LHサージ、hCGなどをもとに医療機関が判断します。したがって、「鍼灸は排卵の何時間前が正解」という形で一律に決めるものではありません。

人工授精は排卵のタイミングが重要

人工授精(IUI)は、精子を子宮内へ注入すればいつでもよいという治療ではありません。

排卵のタイミングに合わせて実施することが重要で、自然なLHサージを利用する場合もあれば、hCGなどで排卵を誘発してタイミングを設定する場合もあります。ASRMのガイドラインでは、排卵誘発を併用したIUIについて、hCG投与から0〜36時間の範囲で単回IUIを行うことが推奨されています。

また、hCGによる排卵誘発では、排卵は一般に投与後36〜48時間程度で起こるとされ、IUIは排卵前に適切なタイミングで行われます。

つまり、人工授精周期で最も優先したいのは、

「鍼灸をいつ受けるか」よりも「医療機関が決めた排卵・人工授精のスケジュール」

です。

鍼灸はそのスケジュールに合わせて組み立てます。

人工授精周期でCalmが見るポイント

Calmでは、人工授精周期だからといって、すべての方に同じ施術を行うわけではありません。

月経後〜卵胞期

この時期は、次の排卵に向かって卵胞が発育していく時期です。

施術では、

  • 睡眠時間や睡眠の質
  • 疲労の程度
  • 月経後の体調
  • 首・肩・背中などの筋緊張
  • 骨盤周辺の状態
  • 冷えを感じる部位
  • ストレスや緊張の程度

などを確認します。

ここでの目的は、「鍼灸で卵胞を育てる」と断定することではありません。

人工授精という治療に取り組む期間を、身体的・心理的な負担をできるだけ抱え込まず過ごせるようにすることを施術の目的の一つとして考えます。

排卵が近づく時期

排卵が近づくと、病院では超音波検査などによって卵胞の発育を確認し、人工授精の日程が決まっていきます。

この段階では、Calmでも医療機関から伝えられているスケジュールを確認します。

「明日が人工授精」「hCG注射を受けた」「排卵が近い」など、治療内容によって施術の組み立てを調整します。

卵胞の大きさや排卵の判断そのものは、鍼灸師が行うものではありません。

医療機関の検査結果と治療計画を前提に、鍼灸側で身体の状態を確認していきます。

人工授精後

人工授精を終えた後は、「着床させるために強い施術をする」という考え方はしません。

人工授精後に確認するのは、たとえば、

  • 治療による疲労
  • 睡眠状態
  • 身体の緊張
  • 首や肩のこり
  • 精神的なストレス
  • 日常生活で感じている負担

などです。

人工授精後の鍼灸を「着床率を上げる施術」と位置づけることはできません。

その時期の身体の状態に合わせ、刺激量や施術内容を調整します。

人工授精の前・当日・後で鍼灸はどう考える?

「人工授精の前後なら、どの日が一番いいの?」という疑問については、医学的に「この日に鍼灸を受ければ人工授精の成功率が上がる」という確立した日程はありません。

そのため、Calmでは次のように考えます。

時期 Calmでの考え方
人工授精より前 週1回程度を基本に身体の状態を確認
排卵が近い時期 病院の治療スケジュールに合わせて調整
人工授精当日 治療内容・体調を確認し、必要に応じて施術を調整
人工授精後 疲労・睡眠・緊張などを確認して施術

特に初めて人工授精を受ける方は、当日だけを意識するより、人工授精周期全体を一つの流れとして考えるほうが、Calmの施術方針には合っています。

鍼灸で人工授精の成功率は上がる?

ここは誤解のないように整理しておきましょう。

現在、鍼灸が人工授精の妊娠率や出生率を確実に高めると断定できるだけの十分な根拠はありません。

鍼灸と不妊治療については複数の研究やメタ解析がありますが、対象となる治療、鍼の方法、施術時期、対照群などが研究ごとに異なります。2022年の女性不妊に対する鍼灸の系統的レビュー・メタ解析でも、IVFなどを含むさまざまな不妊治療を対象としており、研究間の違いを考慮する必要があります。

また、IVFを対象にした研究では、鍼灸に肯定的な結果を示すメタ解析がある一方、偽鍼との比較では妊娠率や出生率に有意差を認めなかったメタ解析もあります。つまり、「鍼灸をすれば生殖補助医療の成績が上がる」と一方向に結論づけられる状況ではありません。

なお、これらは主にIVFを対象とした研究であり、人工授精周期にそのまま当てはめることもできません。

だからこそ、Calmでは鍼灸の役割を「人工授精の成功率を上げる治療」とは位置づけません。

医療機関で人工授精を受けながら、その周期をできるだけ良いコンディションで過ごすための補完的なケアとして鍼灸を組み合わせる。

これが基本的な考え方です。

人工授精周期の基本的な通院プラン

「結局、どのくらい通えばいいの?」という方には、まず基本プランを示します。

Calmでは、人工授精周期は週1回程度を基本の目安として考えます。

たとえば、次のようなイメージです。

月経後

前周期の疲れや睡眠、月経後の体調などを確認しながら施術します。

排卵前

病院での卵胞チェックや人工授精の予定を確認し、身体の状態に合わせて施術します。

人工授精

医療機関で決められた治療スケジュールを優先します。施術を行う場合も、当日の体調や治療内容を確認して刺激量などを調整します。

人工授精後

「着床させるため」という目的ではなく、治療後の疲労、睡眠、緊張などを確認しながら施術します。

ただし、これは全員に同じ回数を当てはめるという意味ではありません。

排卵誘発剤を使用しているか、通院日がどのように決まっているか、身体の疲労が強いか、仕事との両立で睡眠が乱れているかなどによって、施術日を調整します。

「週1回」を基本にしながら、人工授精の治療スケジュールに合わせて変えるというのが実際の考え方です。

医療機関の治療と鍼灸を併用するときの注意点

人工授精を受けている場合、主治医からの指示を最優先してください。

特に排卵誘発剤などを使用している場合は、卵巣の反応や卵胞数などによって治療方針が変更されることがあります。排卵誘発では多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などのリスクもあるため、医療機関による管理が重要です。

鍼灸院では、薬の量を自己判断で変更したり、病院の治療計画を変更したりすることはできません。

また、強い腹痛、不正出血、発熱、急激な体調変化、薬剤の副作用が疑われる症状などがある場合は、鍼灸より先に医療機関へ相談してください。

鍼灸を受けているからといって、病院への相談を遅らせることは避けましょう。


まとめ

人工授精と鍼灸を併用する場合、「人工授精当日に鍼灸を受ければよい」という単純な考え方ではなく、人工授精周期全体で施術を組み立てることがポイントです。

Calmでは、まず週1回程度を基本の目安として、月経後から排卵前、人工授精前後までの身体の状態を確認します。そのうえで、卵胞チェックや排卵誘発、人工授精の日程に合わせて施術日や刺激量を調整します。

鍼灸が人工授精の妊娠率を高めると保証することはできません。一方で、医療機関での治療を受けながら、睡眠、疲労、筋緊張、ストレスなど妊活中の身体の状態を整える目的で鍼灸を併用することはできます。

Calmへの案内

「人工授精を始めたけれど、鍼灸はいつ受ければいいのか分からない」という場合は、人工授精の予定を基準にして施術計画を組み立てることができます。

Calmでは、単に「排卵前だからこのツボ」という決め方ではなく、医療機関での治療内容や周期の状況を確認しながら、睡眠・疲労・筋緊張・ストレスなど、その時期の身体の状態を見て施術内容を調整します。

人工授精周期の通院ペースについて迷っている方や、病院での治療と鍼灸をどのように組み合わせればよいか整理したい方は、現在の治療スケジュールをもとに相談していただけます。

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はり灸・マッサージCalm
住所 : 香川県 高松市 郷東町 563番地1号
電話番号 : 087-884-1695


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